駐妻は英語を話せない?習っても成長しない理由
海外にきて、落ち着いたとき、1番始めに挑戦することって、なんだと思いますか。
恐らく、断トツで、英会話ではないでしょうか。
(英語圏でなければ、現地の言葉)
海外に住めば英語が話せるようになるね、なんて周りの人から言われたり、自分でも思ったり。
その一方で、よくブログなどで、駐妻は英語が上達しないなんて書かれてますが、本当にそうなのでしょう。
今回は英会話について、お話していきたいと思います。
目次
駐在前の私の英語のレベルといったら酷いもので、TOEICですと、480点。ガチでできない方でした。
あ、みなさん、気を付けてくださいね、駐妻が言う英語できない、は、嘘、若しくはレベルが違ったりしますから、真に受けないでください。
1年留学したくらいですと、平気でできないって言います。
ウ ソ つ け !
できないっていうのは、私レベルのことをいうのです!
駐在5年の英語のレベル
かつての私の英語のレベルといえば、会話もままならない、注文も違うものが出てくるというレベルでした。
それが、英語圏に5年いると、さすがに、話せるようになります。といっても必要最低限。
必要最低限というのは、買い物やレストランで使う英語です。たとえば、coffee pleaseとか単語だけだったのが、can I have~とセンテンスでそれっぽく言えるようになります(それっぽいというのがとても大事です(笑))。
また、ナス、ネギ、タラ、鰆など、受験英語では習わないような生活単語もどんどん覚えていきます。
正直聞き取れないときもありますが、クレジットカードを作るか?袋がいるか?など、だいたい決まったパターンがあるので、あまり困ることはありません。そして、本当に、わからないときは、英語が話せないといって流します。
相手がしつこそうなときは、日本語で話して、コミュニケーションをそこで終わらせるなんていう荒業を使ったりもします。
これを駐妻英語と読んでいます。
では、なぜ、話せるようにならないというのでしょうか。それは、想像していたレベルには達しないということでしょう。生活には困りませんが、英語を話す友達をつくろうとか、英語でやりとりする仕事をしよう思ったときに到底そのレベルには達していません。
では、どうしてペラペラにならないのでしょう。
駐妻の英語がペラペラにならない理由
駐妻が英語を使う機会なんて、買い物やレストラン、ドアマンやポーターさんと会話するときくらいしかありません。
家族とは日本語で話し、日本人のお友達とおでかけをするので、日本語を話している時間の方が圧倒的に長いのです。
ホームステイしている留学生とは全然違います。
そのため、ただ海外にいるだけでは、言葉は話せるようになりません。
英会話に通っても挫折してしまう理由
話は戻りますが、英会話を習いに行く方も多いでしょう。しかし、その多くが挫折し、駐妻英語で満足してしまうということが多々あります。
なぜ、このようなことが、おきてしまうのでしょう。
こんな私でも、来たばかりの頃、半年だけですが、週に2回、2時間英会話に通っていたことがあります。もちろん、全く話せない状態からのスタートです。
日本で社会人が英会話教室に通うとなると、週に1回、1時間なんていうのが多いと思います。それが、週に2回、2時間となると、単純に4倍ですよね。
しかも、普通の英会話ではなくカランでした。
半年通ってみてどうなったと思いますか?
デデデデデデデデ
デン!!
あまり変わりませんでしたーーーー
やっほーーーい!
そうなんです、まじめに授業を受けていたつもりなのですが、全く成長の兆しは見られず、半年で辞めてしまいました。
この、半年という月数もポイントで、どうして、半年だと思いますか?
会社の補助で行ける期間が半年だったのです。
会社にもよりますが、既に駐在している方は、大きく頷いているはず。
いくら英語圏で英会話を学ぶといっても、それなりの金額はします。しかし、そんな可哀想な駐妻のために、会社が補助をだしてくれるため、無料又は安く行くことができます。そして、補助が切れたとき、大きな決断をしなければなりません。
自腹で行くか、辞めるか。
これを読んでどう思いますか?
半年週に2回も行って全然成果が見られなかったものに投資できますか?
できないですよね。
ここが大きな壁なんです。ここで辞めてしまう人が沢山います。
しかし、辞めてしまって無駄だったよね、では終わらないのです。
ここで、友達ができるのです。
英会話学校では、同じような英語のレベルの奥様が沢山集まっています。毎週同じ時間に顔を合わせると自然と仲良くなるものです。ここで孤独な駐在生活から徐々に解放されていくなんてことも多々あります。
そのため、駐妻の英会話学校は、英語を学びに行くのではなく、友達を作りに行く
なんて、揶揄されることもあります。
英会話学校で成果が上がらない2つの理由
駐妻と留学生との違い
大きな問題として、何故英会話学校に通っても成果が上がらなかったのか。1年留学しただけで、それなりに話せるようになって帰って来る人も多い中、なぜ全然成果があがらなかったのでしょう。私が不真面目だったから?能力が無かったから?
これには大きな理由があるのです。
留学で来ている学生さんは1日に何時間勉強しているでしょう。
人にもよりますが、留学・時間割なんて検索すると、一日6,7時間なんてでてきますよね。それ以外の時間も、英語が話せない外国人と英語で会話していたり、一日のうち長い時間英語と接しています。
その一方で、駐妻、たったの2時間。
留学生が、週30時間(6時間×5日)勉強しているところ、駐妻週4時間。
なめてるwwwwwwwwwwwwww
そりゃ、留学生と全然違いますよ。
だって、駐妻は、育児と家事をして、その余白で勉強するんですもの。毎日6時間なんて捻出するのはかなり大変です。交通の時間やお昼の時間を考えたら、もっと時間が必要ですよね。
よって、留学生並みに勉強すれば留学生に追いつくかもしれませんが、逆に言えばそこまで頑張らなければ追いつきません。
英語が上達するまでの時間に、全然足りていない
英語がペラペラに話せるようになるのに、何時間勉強すればいいと思いますか。
一般的に、3000時間必要だといわれています。3000時間、気が遠くなる時間ですよね。しかし、我々日本人は、高校卒業までに概ね1000時間勉強しているといわれています(人によって随分違いがある気もするのですが)。そのため、単純に、あと、2000時間頑張らなければいけません。ところが、駐妻は、週に4時間、1ヶ月16時間(4時間×4週間)、6ヶ月96時間(16時間×6ヶ月)、つまり半年でたったの100時間しか勉強していないのです。2000時間頑張らなければならないにもかかわらず、100時間しか勉強してなかったら、それは、ぜーーーーーんぜん足りないですよね。
なかなか上達しないのは当たり前なのです。
では、どうすればいいのか、次回考えていくことにします。