世にも恐ろしい?!駐妻の世界を赤裸々に告白
海外赴任が決まり、準備に追われる中、ふと、駐妻の世界ってどんなところだろうと考えたりしませんか?
そこで、駐在員妻の人間関係について、お話していきたいと思います。
誰もが想像する駐妻の世界と実態
噂や検索など恐ろしい記述を目の当たりにしたりして。
駐妻カースト
ドロドロの人間関係
強制参加の婦人会
キャーーーーーーーーーーー
読んだだけでも目眩がしそうですよね。
こんな地獄が待っていると思うと吐きそうになります。
しかーーし、私現在進行形でNYで駐妻やってますが、そういうの
全 く 無 い
チーン
いや、無いっす。無いです。ロンドンでもありませんでした。
一部の企業の方は婦人会などあるようですが、とても楽しそうですし、私の周りはほとんどないですねー(ハナホジ)
カースト?なんですかそれ。
駐在カーストがあると決めつける人の心理
会社名で序列ができるとか気にしている方は、勝手にそう思っているだけで、自分よりも贅沢な暮らしをしている方が妬ましいのかもしれません。
若しくは、夫の肩書きが、自分の肩書きだと勘違いしている人達が、勝手にマウンティングしあって喜んでいる人もいるのかもしれません。やだー怖い。
ただ、これは本当に自分の心の持ちようなので、そこばかり気にすれば、あなたもカーストの仲間入り、気にしなければ、なにもありません。
そもそも、会社の補助でしか住めないような場所に住んでいること事態、幻想だ、ということは覚えていないといけません。
会社のお陰で一等地に住んでいますが、日本に帰って、家計でその広さと、その立地の家賃を支払えるでしょうか(いや、払えない(反語))。
よく見てください、まわりには、自腹で現地に暮らす超お金持ちがゴロっゴロしています。
娘が現地校に通っていた頃、インド人のお友達のお家に遊びに行かせてもらったのですが、まーーーなんとも、まあ大大大豪邸でした。一等地に広大なお庭があって、お手伝いさんもいて、まー凄いこと凄いこと。
そんなお金持ちと比べたら日本人同士のマウンティングなんて・・、小さな世界の出来事なのです。
マウンティングを気にするよりも、知らない世界に飛び込んだことを楽しむことが大切なのだと思います。
駐妻の世界における人間関係の4つの特徴
次に人間関係についてですが、日本人のコミュニティなので、おかしな人が一人いると狂わされてしまいます。それは日本でも同じことです。
PTAで、でしゃばりだけど、仕事しない人とか、なんかいるじゃないですか。
それそれ!
よく、狭いコミュニティだから、人間関係は逃げられないようなことがよく記載されていますが、それもちょっと違います。
駐妻特有の人間関係について、見ていきましょう。
1.すぐに仲良くなる。
日本人のコミュニティはとても狭いので、すぐに仲良くなります。
例えば、子供を連れて公園で同じ年くらいの子連れの日本人に会いました。1時間くらい話をして、連絡先を聞かれたら、どうしますか?
日本では、そもそも、1時間話しただけじゃ、連絡先なんて聞かれませんよね。
しかし、海外だと普通に交換します。そこから、公園に一緒に行ったりお友達を紹介したり、人の輪はどんどん広がります。
異国の地でであった日本人というだけで、親近感がありますし、共通のもの(同じような趣味がある、子供の年が近い、家が近いなど)があれば、より親しくなる確率は高まります。
そのため、お友達になるハードルが圧倒的に低いのです。
日本人の絶対数は少ないですが、仲良くなる確率は日本以上に高いのです。
2.金銭感覚が似ている
ガイドブックに載っているような素敵なお店はなかなか太っ腹なお値段だったりしますが、駐在していればもちろん行きますよ、だって、日本から来たお友達や家族に必ず聞かれますからね。
よくわからないのですが、有名なお店や、口コミで評価の高いお店は行っておかないとけない気がしてしまいます。もうここまで来ると強迫観念というか、何かにとりつかれているんじゃないか、と思うくらい素敵なお店を開拓します。
日本で美味しいお店を探してわざわざ遠出なんかしないのに、わざわざ行きます。駐在七不思議の1つかもしれませんね(あと6つは知りませんが)。
子連れでは行きにくい、夫は好きじゃなさそうなお店だなって思っても、大丈夫、誰かしらお友達が一緒に行ってくれます。駐在同士ですと、自分が思っている金銭感覚と周りと似ているので、お金で気を遣うということはあまりありません。
金銭感覚が似ているというか、完全に壊れてます。
そして、日本に帰るとあっという間に、正気に戻ります。不思議ですね。これも駐在七不思議の1つかもしれません(あと、5つ・・・)。
なので、ちょっと高くて素敵なお店に行きたいとき、気軽に誘えるのがとても楽な関係なのです。
3.情報共有ができる
知らない土地で困ることの1つとして、どこで何を買えばいいのがわからないことがあげられると思います。日本で使っていたものに近いものを探そうとすると、色々試したり何かと時間がかかります。
しかし、近所の日本人に聞けばすぐに解決するでしょう。
もちろん、昔と違って、こういったサイトや、SNSで随分と情報の収集が簡単になりましたが、やはり、自宅の近所であったり、似たような家族構成の方の話はとても役に立ちます。
また、旅行の行き先や行き方、学校の選定、お得に博物館等に入る方法等、駐妻は生きた情報を持っています。
以前IDNYCという、身分証をとろうとして、ネットの情報を鵜呑みにして身分証を揃えていきました(公式サイトではグレーな感じでした)。しかし、情報が古かったのか、はねられてしまい、お友達に相談したところ、何通りも簡単な方法を教えてもらいました。最初からそうすればよかった。
このように、身近な必要な情報、しかも生きた情報を得られるのは、大変助かります。
4.刺激的な人間関係と、帰国により人間関係を簡単に選択することができる
これは、短所でもあり長所でもあるのですが、若い方だと、1、2年、30代以上ですと、3年くらいで帰国される方が多いです。
そのため、嫌いな人がいても、数年でどちらかがいなくなります。
帰国後の人間関係は、物理的な距離やコミュニティ(学校など)が異なることから、関係を継続させるかどうか、自分で選択することになります。ちょっと嫌いだった人とは、会わなくなりますし、よっぽど仲のいいお友達出ない限り、だんだんと会わなくなって行きます。
また、人の出入りが多いため、娘は日本人学校に1年通っていますが、入学した順番ですと、もう、真ん中くらいです。常に別れと出会いを繰り返し、新しい刺激が沢山入ってきます。新しい出会いと別れを繰り返すうちに、一生付き合えるお友達に出会えたら、最高の駐在生活になることは間違いないです。