幼稚園、現地校?日本人学校?どちらがいいかに答えます
海外にいると、子供の教育、悩みますよね。
現地校がいいのか・・・、日本人学校がいいのか。
初めてロンドンに駐在することになったとき、当時私はこう考えていました。
「海外に来たら、やっぱり現地校!だって小さい頃から英語が話せれば苦労しないじゃない。」ピコーン!
いますよね。
今大きく頷いている人いますよね。
そう、多くの親がそう思うはず。
私の子供は、現地の幼稚園、日本の幼稚園、日本人学校の幼稚園と、3パターン経験しました。
その経験を踏まえて、現地の幼稚園と日本人学校の幼稚園の比較とどちらがお勧めかについて、お話ししたいと思います。
ももも目次っす
海外の幼稚園、現地?日本人学校?正直どっちでもいい
結論、正直どっちでもいいです。
いや、本当に。適当かよ!と思いました?
そんなブログじゃない!
私のブログ舐めないで!プンスカ
どうしてどちらでもいいかというと、どちらもいいところがあるので後は好みかな、というところです(えー)。
順にお話ししていきます。
現地の幼稚園ってどんなところ?
私の子供は、2歳~4歳までイギリス(ロンドン)の現地の幼稚園に通っていました。2歳から通えるってところが大変ありがたいです。本当に。
入学試験も無く、とにかくお金さえ払えば入れるので、もう資本主義様々です。
ただ、学費は驚愕の値段で、日本の高いと言われている幼稚園よりも高いです。普通の近所の幼稚園なのに、恐ろしいですね。
現地の子は、自腹でその地域に住み、自腹でその学校に通っているので(日本人の多くが、どちらも会社から補助がでる)、超絶お金持ちが多いです。
日本では、海外駐在するような家庭はそこそこ裕福だと思われていますが、現地校に行くとむしろ貧乏(笑)、と、不思議な世界です。
現地校の幼稚園のいいところ
母の英語も上達できる
英語漬けの環境に行くと子供はあっという間に英語を話すようになります(羨ましい)。
母はというと、なかなか英語が上達しないのですが、子供が現地校に行くと英語力が伸びるチャンスが訪れます。
正直、先生と時々話しているくらいですと、話す時間が限られているせいか、大して伸びません。ですが、子供のお友達の両親又はナニーさんと仲良くなるとかなり英語を話す頻度は増えます。
よく考えてみてください、親しくない外人が、日本人の下手くそな英語に付き合ってくれることってあります?お金でも払わない限りなかなか難しいですよね。
しかーーーし、子供の友達の親ならどうでしょう。
一生懸命話してくれますよ、だって、プレイデート中暇ですもん(笑
まさか、お友達と遊んでいる間、ちょっとジムに・・・とか難しいですよね。
実際には、親よりもナニーさん(ベビーシッターさん)の方が誘ってくれることが多いかもしれません。ご両親は、金持ちすぎて気後れしますが(私だけ?)、ナニーさんは、英語が外国語だったりするので、とても話しやすいです。
その国の文化に触れられる
日本人学校に行って、日本の学校に通っていると、ここは日本ではないかと錯覚するくらい、日本と変わらない生活をします。しかし、子供が現地校に行くと、その国の文化に触れることが多いです。行事はもちろんのこと、現地のバースデーパーティーに呼ばれたり、プレイデートしたり、日本ではあまり無いような体験ができます。
子供を通じて、現地の文化に触れる、それも現地校の醍醐味ではないでしょうか。
日本人学校の幼稚園はどんなところ?
その一方、日本人学校の幼稚園はというと、私の子供が行っている学校の話なので、すべてがそうとは限りませんが、とにかく緩い。
日本と同じように、お遊戯会があったり、運動会があったりしますが、全て先生がやってくれます。
日本みたいに、親がかりだされることも無いですし、衣装を作ることもありません。
役員はありますが、日本みたいにしょっちゅう行かなければならない、なんてことはありません。
手提げの鞄を指定の大きさに縫ってくる、そんなこともありません。
日本の保育園並に負担が少なくて(お弁当は作りましたが)、しっかり教育もしてくれる、という印象です。
むしろ、なんで日本の幼稚園ってこんなに大変なんですかね。
日本の幼稚園を経験しているからこそ、あまりにも楽で驚きます。
日本人学校の英語教育
英語教育については、やはり、海外にあるだけあって、かなり時間を割いてくれます。週に6,7時間は英語(もちろんネイティブの先生)に触れる機会があります。
現地校より少ないですが、日本の幼稚園と比べるとかなり接する機会は多いのではないでしょうか。
英語で話しかけられるとちゃんとyes、noで答えるので、それなりに成果はあるとは思います(ほぼnoですけど)。
帰国後の英語力の維持は難しい
これでなんとなく、現地校と日本人学校がわかっていただけたんじゃないでしょうか。
そうは言っても、現地校をお考えの方は、
「子供がネイティブ並みに英語話せたらいいな~」
って思ってますよね。
「早期英語教育できてラッキー」
って思ってますよね。
えぇ、私もそう思ってました。
現地校に行けば英語は話せるようになります。
が、日本に帰れば忘れます。
私の子供も2年現地校に通って、かなり上達しました。
ネイティブのお友達が沢山いましたし、怒るときは必ず英語で何か言っていました。そのくらい英語達者な子が、帰国してたった1ヶ月で英語を忘れました。
そうは言っても、耳は残っているでしょと言われるのですが、帰国してから、2年後に英語のテレビを見せましたが、全く何を言っているのかわからないと言っていました。
英語の授業も自分が一番できないともいっていたので、かなり消えてしまったかと思います。
英語力を維持するのはかなり難しいです。
帰国後英語力を維持するために、こんな努力をしているなんて記事見ますが、それができるなら、多分現地校に行かなくても話せるようになるよね、レベルの努力です。
そのまま、インターナショナルスクールに入れて、突き進んでします方もいますが、多くの方は日本に戻り、日本に溶け込んでしまいます。
結論:大事なのは子供のメンタル。
でも、最も大切なのは子供のメンタルです。
急に住み慣れたところから離れて暮らし、以前よりも不便な暮らしを強いられます。
そこで、全く何を言っているかわからない学校に入れられて、精神的に不安定になってしまう子も少なくありません。
私の周りでも、現地校に入れましたが、精神的に不安定になってしまい、辞めてしまった子が何人かいます。
毎晩うなされるて、夜中に泣いているなんてことも聞きます。
そこまでして、現地校に入れる価値はあるのでしょうか。
違う文化に触れるのは貴重な経験です。
幼稚園くらいですと、子供はすぐに忘れてしまうので、どちらかというと、親の経験値が増えるという印象です。
ただ、現地校に入れると、子供は必然的にハードモードに突入するのは間違いないので、子供の心のケアはとても大事なんだと思います。
その一方で、日本人学校は、駐在の方が多いだけあって、意識が高い親御さんが多いです。そして、優秀なお子さんも多いので、刺激をうけます。現地ほどではないですが、幼稚園で行われる英語教育もありがたくて死にそうです。
が、日本人だらけの人間関係に疲れてしまう人も少なくはありません。
結論、現地校も、日本人学校もどちらもいいところがあります。
子供のメンタルを優先しつつ、好きな方を選ぶのがいいかと思います。
現地校であれ、日本人学校であれ、教育に対する親の意識は変わるので、駐在最高!って感じで締めくくりたいと思います。
あくまでも、個人的な感想です。