誰も言わない数字から見た★帰国子女の中学受験の真実
以前、お友達と中学受験の話題になったときに、
「帰国子女入試を考えているよ」
といいました。
すると、
「帰国子女入試は甘くない」
「帰国子女入試は倍率が高い」
「帰国子女入試は逆に入りにくい」
「帰国子女入試で落ちたけど、一般で受かったってきいたよ」
などなど、ボロクソに言われました~
キィーーーーーーーディスられたー
そのお友達は、もちろん帰国子女入試で中学受験をした訳でもなく、色々言ってきたのですが、これって本当でしょうか。
ネットでは色々書いてありますが、本当に一般入試よりも大変なのか?
ネットの噂云々ではなく、数字から見て検証することにしました。
スウジ ウソ ツカナイ
そんなわけで、本日は、数字から見た帰国子女の中学受験の真実について
れっつらごーー
そもそも帰国子女の人数は増えてる?減ってる?
これ気になりませんか?帰国子女の数。
当たり前ですが、帰国子女の数が増えれば、帰国子女入試を受ける人の数も増えそうですよね。
帰国した児童の数を文部科学省が集計しておりまして、その表がこちらです。
「小学校」のところを見ていただきたいのですが、多少増減はあるものの、ここ20年くらいは、毎年6000人~7000人帰国していることになります。
帰国子女の数はあまり変わっていないことがわかります。
にもかかわらず、帰国子女入試を受ける人は増加しているそうです。
なぜ帰国子女入試が過熱するのでしょうか。
帰国子女入試が増えている理由
帰国子女入試が増える理由は2つあると考えます。
なお、ここから書くことは私の超主観です。
何の根拠もありませんがそれっぽいことを書きます(なんだと!)
一つ目は、英語頑張っています系の学校が増えたことです。
グローバル化に伴い、英語ができることが必要とされる時代にもかかわらず、10年英語の勉強をしても、全然話せない謎の国、日本。
最近では、授業を英語で行うなど、改善はされつつも、英語はしっかりやってほしいという親のニーズはもりもりてんこ盛りです。
そのお陰か、国際系の学校が注目されるようになり、また、英語を特色にもつ学校も増えていきました。
海外で培った英語力を維持するためにも、そういった英語頑張っている系に行こうとする帰国子女が増えたのでは無いかと思います。
二つ目は、単純に中学受験をする人が増えたからです。
中学受験が過熱している理由は、前回のブログに記載しましたので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
いやー、それっぽいこと書けた。
書けた書けた。
各校の倍率から見る帰国子女入試
一般入試よりも本当に大変なのか?
一般入試の偏差値はわかりますが、帰国子女入試の偏差値というのは、公開されているものが少なく(そもそも帰国子女自体少ない)、なかなか大変さをはかることは難しいです。
偏差値はわかりませんが、入試の大変さを図る指標の1つに倍率があるかと思います。
倍率が高ければ入りにくという単純な発想で、一般入試と比べてみました。
2021年の入試の結果です。数字間違っていたらごめんちょ
まずは、帰国子女に超超人気国際系難関校の倍率どん
- 慶應SFC
- 一般 5.2倍
- 帰国 3.8倍
- 渋谷教育学園渋谷中学高等学校
- 一般(2/1、2/2) 3.6~2.7倍
- 帰国 2.7~4.9倍
- 広尾学園
- 本科生(2/1) 3.1~4.7倍
- 帰国 4.0~4.2倍
かなり、倍率高いです。さすが人気校。
でも、一般入試もかなりの高倍率なので、特別帰国子女の倍率が高いようには見えませんよね。
続きまして、難関校ではありますが、帰国子女的にはそこまで人気じゃ無い学校
(言い方)
こうやってみても、帰国の方が倍率低いですよね。
段々飽きてきました←!!
続きまして、中堅校。何校か調べようかと思いましたが、面倒くさくなってしまったので、とりあえず、校名でなんとなく帰国子女入試がありそうなこちら
- 成城学園中学
- 一般 4.4倍
- 帰国 1.2倍
帰国の倍率低い!!!
これらはほんの一例ですが、小学校受験では超有名難関校でも、中学では帰国子女入試を受けている人が3人しかいないなんてこともありました。
googleで「中学受験 帰国子女」で検索すると、人気校ばかりでてしまいますが、一校一校探してみると、一般入試では人気ですが、帰国子女だと倍率の低い学校もかなりありました。
調べるって大事
帰国子女の中学受験について、検証した結果
帰国子女入試で倍率の高い学校は、英語に力を入れていたり、帰国子女向けの授業を行っている学校が多かったように感じます。
せっかく海外で英語を頑張ってきたのに、全然できない人達とABCから始めるのはもったいないという理由からではないでしょうか(今の中学生はABCからはやりませんが)。
その一方で、一般入試で人気のある学校でも、そこまで英語英語いっていない学校の帰国子女入試はあまり人気が無いことがわかりました。
帰国子女入試が大変といいますが、一般入試の小学生は毎日夜遅くまで勉強し、夏休みも冬休みも塾に通うって生活を3何年も行っています。
それよりも帰国子女入試は大変なのでしょうか。
学校によって入試科目は異なりますが、一般入試よりも科目数は少ないことが多いですが、それでも大変なのでしょうか。
帰国子女入試は自力では難しい
そうはいっても、一筋縄ではいかない帰国子女入試。
やはり、塾に通っている方が多いです。
帰国子女専門の学校に通う人もいれば、一般入試でおなじみの早稲田アカデミーや日能研などで受験科目だけ受ける人もいます。
帰国子女入試といえど、一般入試と同等レベルの問題が出題されることもあり、受験科目については、ゴリゴリに勉強するのが当たり前なようです。
英語入試にしても、日本で求められる英語と現地の英語と異なるようで(それも変な話ですが)、英語が得意な子でも塾で勉強し直すようです。また、エッセイなどは、独学では難しいなど、プロの力を借りないと難しそうです。
片手間で受かるほど甘くはないです。
いかがでしたでしょうか。
帰国子女の中学受験
で、我が子はどうするかって?
実は、中学受験はしない方向で考えています
こんなに帰国子女入試を押していたのにwwwww
むしろ、受けないから中学受験のことを書いたっていうのもあります。
だって、書いたら、ライバルが増えるかもしれないじゃないですか
(せこい!!!)
我が子の進路、そのうち書きます!
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